児発・放デイ等の支援先を探すときも、児童発達支援や放課後等デイサービスの開設候補地を選ぶときも、 知りたいことは一つの数字だけではありません。
保護者なら、家や学校から通えるか、送迎は続けられるか、その子に合う支援があるか。 事業者なら、周辺の施設、学校や人口、交通、安全性、地価を一緒に見たうえで、 現地や行政へ何を確かめるべきか。情報が別々の場所にあるほど、比較の最初の一歩が重くなります。
YORIAIの「福祉エリアマップ」は、その最初の比較に使う地図です。 公開データを一つの画面に重ね、見える材料を増やして、次の確認行動を決めるためにつくりました。
まず、住所・地名・駅名を入れる
開設判断マップを開き、気になる場所の住所・地名・駅名、または座標を入力します。 分析半径は1km・3km・5kmから選べます。これは直線距離による比較範囲であり、 実際の送迎時間や生活動線そのものではありません。
分析すると、地図上のレイヤーと、競合密度・安全性・需要の簡易表示、 駅アクセス、地価、バス、取引価格相場などが表示されます。 候補地は最大3件まで比較リストへ保存でき、同じ指標で横に並べられます。
| 見える材料 | 地図・結果で確認できること | 次に確かめること |
|---|---|---|
| 福祉施設 | 放デイ・児発系施設と、その他福祉施設の位置 | サービス内容、対象年齢、空き、定員、開設・休止状況 |
| 保育所・幼稚園、小中学校 | 候補地との位置関係 | 実際の通学・送迎動線、地域の支援ニーズ |
| 人口 | 公開データから得られる人口密度の目安 | 自治体の最新人口、障害児福祉計画、相談支援の状況 |
| 駅、バス | 駅までの距離、乗降客数、バス停・路線 | 時刻表、混雑、道路事情、実走時間 |
| 洪水・土砂災害 | 公開ハザードデータとの重なり | 建物単位のリスク、避難経路、自治体の最新ハザードマップ |
| 地価・取引価格 | 公示・調査地点、市区町村内の取引価格相場 | 実際の賃料、用途、改修費、物件条件 |
保護者の方へ|「近い」から、通い続けられるかへ
児発・放デイ等の支援先探しでは、まず自宅や学校の近くを表示し、1km・3km・5kmで範囲を変えてみてください。 地図で候補が見えたら、次の順で確かめます。
- 生活動線に置く
家、学校、きょうだいの送迎、保護者の勤務先との位置関係を見ます。直線距離だけでなく、平日の移動が続けられるかを考えます。
- 候補へ直接確認する
送迎範囲、利用日、対象年齢、空き、支援内容、職員体制を事業所へ確認します。地図には載らない大切な情報です。
- 見学・体験で確かめる
本人が安心して過ごせるか、説明がわかりやすいか、家庭との連携が合うかを見ます。地図上の近さと、支援の相性は別の判断軸です。
「近いから決める」のではなく、近い候補を見つけて、相性を確かめに行く。 その順番にすると、検索結果の多さに振り回されにくくなります。
事業者の方へ|「競合が少ない」から、候補を同じ物差しで比べる
開設候補地では、競合件数だけを見ると判断を誤ります。 施設が少ない理由が、供給不足なのか、人口や交通の条件なのか、災害リスクや物件条件なのかは、 一つのレイヤーではわからないからです。
候補地ごとに同じ半径を設定し、次の順で比較します。
- 放デイ・児発系施設の位置と、最寄り施設までの距離を見る
- 学校・保育所と人口密度を重ね、需要を確かめる仮説をつくる
- 駅・バスと道路事情を見て、採用・通勤・送迎の実走確認へつなぐ
- 洪水・土砂災害、地価・取引価格を見て、物件調査の優先順位を決める
- 候補を比較リストへ入れ、同じ指標で差を読む
この地図だけでは決められないこと
福祉エリアマップは、事業所の最新の空き、支援の質、本人との相性、 地域の未充足ニーズ、物件の指定可否、採用可能性、売上や収益を判定するものではありません。 また、簡易スコアは公開データを一定の条件で整理した目安であり、推薦や診断ではありません。
公開データは、提供元ごとに調査時点と更新頻度が異なります。 APIや外部サービスの応答状況によって、一部のデータが表示されない場合もあります。 最終判断では、自治体の最新資料、現地、行政窓口、事業所、物件関係者の情報と照合してください。
「自由に使える」の意味
地図の閲覧と基本的な分析は、保護者も事業者も無料で利用できます。 気になる場所を調べたり、家族やチームで同じ分析URLを共有したり、 候補地を比較するために使えます。営業連絡やレポート契約をしなくても、地図は開けます。
一方で、地図上のデータを再配布したり、提供元の利用条件を越えて二次利用したりできる、 という意味ではありません。各データの権利と利用条件は提供元に従います。
YORIAIが地図で増やしたいもの
YORIAIは、地図に判断を任せたいわけではありません。 地域による違いと選択肢を見えるようにし、当事者や現場が自分で確かめられる材料を増やしたいと考えています。
保護者には、候補を見つけて見学へ進むための地図として。 事業者には、候補地を絞り、現地・行政・関係者への確認を具体化する地図として。 迷ったときの「次に何を見るか」をつくるために、自由に使ってください。


